「to make matters worse」は、英語で「さらに悪いことに」という意味を表す便利な表現です。この記事では、この表現の意味や使い方、例文、そして言い換え表現について詳しく解説します。英語学習者の皆さんが日常会話やライティングで自信を持って使えるようになることを目指します。
「to make matters worse」の基本的な意味
「to make matters worse」は、すでに悪い状況がさらに悪化したことを表す表現です。直訳すると「物事をより悪くする」という意味になりますが、日本語では「さらに悪いことに」や「その上」といった言葉で表現されます。
この表現は、何か不運な出来事や問題が起こった後に、さらに別の悪いことが起こったときに使います。例えば、「遅刻してしまった。さらに悪いことに、大切な書類を忘れてきてしまった」というような状況で使うことができます。
「to make matters worse」の使い方
「to make matters worse」は、文の始めや途中で使うことができます。文の始めで使う場合は、コンマを付けて区切ります。文の途中で使う場合は、前の文との接続詞として機能します。
例えば、次のような使い方ができます。
- To make matters worse, it started to rain heavily.
(さらに悪いことに、激しい雨が降り始めた。) - I lost my wallet, and to make matters worse, my phone battery died.
(財布をなくしてしまい、さらに悪いことに、携帯電話のバッテリーが切れてしまった。)
この表現は、フォーマルな文章でも日常会話でも使うことができる便利な表現です。
「to make matters worse」の文法
「to make matters worse」は、文法的には不定詞句として機能します。「to make」は不定詞、「matters」は目的語、「worse」は目的格補語です。この構造は「make + 目的語 + 形容詞」という英語の基本的な文型の一つです。
この表現全体で副詞句として機能し、文全体の状況を修飾します。そのため、文の始めや途中で使うことができるのです。
「to make matters worse」の例文
実際の使用例を見てみましょう。
- I forgot my umbrella this morning. To make matters worse, it rained all day.
(今朝傘を忘れてしまいました。さらに悪いことに、一日中雨が降り続きました。) - The flight was delayed by two hours, and to make matters worse, we lost our luggage.
(フライトが2時間遅れ、さらに悪いことに、荷物をなくしてしまいました。) - She failed the exam, and to make matters worse, she missed the deadline for retaking it.
(彼女は試験に落ちてしまい、さらに悪いことに、再試験の締め切りを逃してしまいました。) - To make matters worse, the car broke down on our way to the important meeting.
(さらに悪いことに、重要な会議に向かう途中で車が故障してしまいました。) - The restaurant was fully booked, and to make matters worse, it started snowing heavily.
(レストランは満席で、さらに悪いことに、激しい雪が降り始めました。)
これらの例文から、「to make matters worse」が様々な状況で使えることがわかります。日常生活の小さなトラブルから、仕事や学業に関する重大な問題まで、幅広く使用できる表現です。
「to make matters worse」の言い換え表現
「to make matters worse」と同じような意味を持つ表現はいくつかあります。状況や文脈に応じて使い分けることで、より豊かな英語表現ができるようになります。
- As if that wasn’t enough
(それだけでは足りないかのように) 例:I spilled coffee on my shirt, and as if that wasn’t enough, I tripped and fell in front of everyone.
(シャツにコーヒーをこぼしてしまい、それだけでは足りないかのように、みんなの前でつまずいて転んでしまいました。) - On top of that
(その上) 例:The project is behind schedule. On top of that, our budget has been cut.
(プロジェクトは予定より遅れています。その上、予算が削減されてしまいました。) - What’s worse
(さらに悪いことに) 例:He lost his job last month. What’s worse, he can’t pay his rent this month.
(彼は先月仕事を失いました。さらに悪いことに、今月の家賃が払えません。) - Adding insult to injury
(傷口に塩を塗るようなもの) 例:She didn’t get the promotion, and adding insult to injury, her rival got it instead.
(彼女は昇進できませんでした。傷口に塩を塗るように、ライバルが代わりに昇進してしまいました。) - If things weren’t bad enough
(状況が十分悪くなかったかのように) 例:If things weren’t bad enough, our car broke down on the way to the airport.
(状況が十分悪くなかったかのように、空港に向かう途中で車が故障してしまいました。)
これらの表現は、「to make matters worse」と同じように、悪い状況がさらに悪化したことを表現します。ただし、ニュアンスや使用される文脈が少しずつ異なるので、状況に応じて適切な表現を選ぶことが大切です。
「to make matters worse」のニュアンスと使用上の注意点
「to make matters worse」は、話し手の不満や失望を表現するのに適した表現です。しかし、使用する際には以下の点に注意しましょう。
- 深刻さの度合い:この表現は、比較的深刻な状況で使われることが多いです。些細な問題に対して使うと、大げさに聞こえる可能性があります。
- フォーマル度:この表現は、フォーマルな文章でも日常会話でも使えますが、非常にカジュアルな場面では少し硬い印象を与えるかもしれません。
- 頻度:同じ会話や文章の中で何度も使うと、くどく感じられる可能性があります。適度に使用することが大切です。
- 肯定的な文脈での使用:この表現は基本的に否定的な状況を描写するために使われます。肯定的な文脈で使用すると、皮肉や冗談として解釈される可能性があるので注意が必要です。
「to make matters worse」を使いこなすためのコツ
この表現を自然に使いこなすためには、実際の会話や文章の中で練習することが大切です。以下のようなコツを意識して練習してみましょう。
- 状況設定:日常生活で起こりそうな悪い出来事を2つ以上考え、それらを「to make matters worse」を使って結びつけてみましょう。
- ニュースの活用:ニュース記事を読んで、「to make matters worse」を使って状況を要約してみましょう。
- 会話練習:友人や語学交換パートナーと、お互いの不運な経験について話し合う際に、この表現を意識的に使ってみましょう。
- 言い換え練習:「to make matters worse」を使った文を作り、その後で同じ意味を持つ他の表現に言い換えてみましょう。
- 文脈の理解:この表現が使われている英語の文章や会話を多く読んだり聞いたりして、どのような状況で使われているかを理解しましょう。
まとめ
「to make matters worse」は、悪い状況がさらに悪化したことを表現する便利な英語表現です。基本的な意味や使い方、文法、例文、言い換え表現について学びました。この表現を適切に使うことで、英語でより豊かな表現ができるようになります。日常会話や文章の中で積極的に使ってみましょう。

